企業のWeb担当者やブログを運営されている方で以下のように思ったことはありませんか?
このようなとき、まず確認すべきは公開しているページがきちんとGoogleにインデックスされているかどうかです。
というのも、インデックスされていないことが原因で、上記のようなことが起こっていることがままあるからです。
そこで今回は、ページがGoogleにインデックスされているか確認する方法を詳しく解説していきます。
上記にように思った方は要必見です!
インデックスされているか確認する方法
インデックスされているか確認する方法は、2種類です。
以下より具体的な方法を解説していきます。
サーチコンソールで確認する方法
Googleからインデックスされているか確認するとき、基本的にはサーチコンソールで確認するようにしましょう。
サーチコンソールでの確認方法は、2つあります。
カバレッジでサイト全体のインデックス数を調べる
サイト全体のインデックス状況を俯瞰する際に便利な方法です。
左側のメニューバー「カバレッジ」から表示します。
インデックス状況には「エラー」「有効(警告あり)」「有効」「除外」の4つのステータスがあり、サイト全体においてそれぞれの比率を数値とグラフで確認することができます。
また、各項目ごとに詳細な内容も見ることができ、それぞれの項目をクリックすると、該当するURLと最後にクローリングされた日付まで確認できます。
URL検査で特定ページのインデックス状況を調べる
「カバレッジ」はサイト全体で確認するやり方ですが、「URL検査」はひとつひとつのURLがインデックスされているか調べるのに便利です。
画面上部にURLの検索欄があるため、そこで確認したいURLを検索すると上記のような画面になります。
「URLはGoogleに登録されています」と表示されれば、そのURLは問題なくGoogleにインデックスされている状況です。
もし、インデックスされていなければ「URLがGoogleに登録されていません」との表示がでます。原因も示してくれるので、そこを確認して改善しましょう。
「site:」コマンドで確認する方法
続いて、ツールは使わずGoogleの検索欄を使った調べ方です。
やり方は簡単で、検索欄に「site:」を入力してから該当URLで検索するだけです。
上記赤枠のように検索結果画面の一番上部に何件インデックスされているかが表示されます。
ただし、この数値は曖昧で正確なものではないため、「site:」コマンドで確認するのはあまりオススメしません。
「site:」コマンドを利用するのは、パパっとおおよその数を確認したいときや、対象サイトのサーチコンソールにログインする権利がないときぐらいにしましょう。
インデックスの確認が大切な理由
Googleにインデックスされているか確認する方法は分かったけれど、「そもそもなぜインデックスしてもらう必要があるの?」と思う方も多いことでしょう。
そこで、2つの理由をもとにその意義について確認していきたいと思います。
普段からサイトを運営している方も、改めてインデックスしてもらうことの大切さをもう一度おさらいしておきましょう!
理由1.インデックスされていないと、そもそも検索結果に表示されないから
大前提として、インデックスされていないと検索結果に自分のサイトが表示されることはありません。その理由として、Google検索エンジンの仕組みを理解すると分かりやすいかと思います。
Googleは以下の順序を経て、検索結果を提示しています。
- 「クローラー」というロボットがネット上のあらゆるページのリンクをたどってサイトを巡回する
- 「クローラー」が収集した情報をもとに、「インデクサ」というロボットがカテゴリごとでページを分類わけして、Googleのデータベースに保存する(インデックス)
- ユーザーが何かを検索した時に、「サーチャー」というロボットがデータベースまでサイトを探しに行く
- ユーザーニーズに最も近いサイト見つけ、表示する
私たちが普段、検索エンジンでたくさんの情報を手に入れられる理由は、上記のようなGoogleの仕組みがあるからです。
これらの工程をふまえると、インデックスなくして検索結果に表示されない理由が分かるかと思います。
理由2.サイト全体に異常がないか分かるから
記事を定期的に公開して、新しいページが増えれば増えるほど基本的にはインデックス数が多くなります。
そのため、先述した「有効」の数が増えていれば特別異常はありません。
しかし、インデックス数が伸びていなかったり、むしろ下がっている場合は何かしら問題がある可能性が高いです。
逆に、公開記事数に対してインデックス数が多すぎるのも不自然です。
そういった場合は、「重複コンテンツが量産されていないか」「自動生成ページが次々に公開されていないか」「ハッキングされていないか」などを疑う必要があります。
インデックス数の伸びはサイトの成長とも言えるので、順調な伸びが見て取れるなら問題ありません。もしそうでない場合は、早急に原因を特定し、改善対応が必要になります。
Googleにインデックスしてもらう方法
では、もしインデックスされていなかった場合はどうすればいいのでしょうか?
ここからは、Googleにインデックスしてもらう方法について紹介していきます。
方法は2つです。
サイトマップでサイト構造をGoogleに知らせる
この方法は、サイトの構造をGoogleに通知することで、サイト全体のインデックスを促すやり方です。
左側のメニューバーから「サイトマップ」を選択し、「新しいサイトマップの追加」の入力欄に「sitemap.xml」と入力し、送信ボタンを押せば完了です。
インデックスされていないページ数が多かったり、一度に新規ページを公開する場合、サイトの構造自体を変更した場合などに有効です。
URL検査でインデックス登録をリクエストする
この方法は、インデックスされているかの確認方法と同様に、ひとつひとつのURLに対して行うやり方です。
上記赤枠の「インデックス登録をリクエスト」からGoogleにインデックスを促すことができます。
インデックスしてもらえるまでの時間は決まっておらず、最も長くて1日はかかるようです。
以上のようにインデックスしてもらう2つの方法をご紹介しましたが、実は、こちらからインデックスを促さなくても内部リンクや外部リンクにより、Googleが勝手にクローリングしてきてくれます。そのため、 公開したばかりの新規ページなどは他のページとリンクでつなげることをオススメします。
インデックス状況はできるだけ毎日確認しよう
いかがだったでしょうか?
今回は、Googleにインデックスされているか確認する方法を理由もあわせてお伝えしてきましたが、インデックスの確認作業がどれほど重要か、お分かりいただけたかと思います。
SEOに力を入れるのであればより重要な作業になってくるので、公開しているページがしっかりインデックスされているかできるだけ毎日確認するようにしましょう!