GA4の計算指標に離脱数が出てこない!離脱率を一気に出す方法はない?

Google Analytics

GA4の「計算指標」とは、デフォルトで用意されていない新しい指標を、既存の指標を利用してつくれる便利な機能だ。
「離脱率」のように使用頻度の高い指標であるにもかかわらず、事前に用意されていないものはぜひとも設定しておきたいところだ。

しかし設定画面の「数式」のプルダウンに、離脱率を算出するために必要な「離脱数」が候補として表示されない。

「これって自分だけ?」と思った方も多いと思うので、本記事では、計算指標に離脱数が表示されない問題について言及する。

GA4の計算指標で離脱率はつくれない

結論、2024年12月15日現在において、GA4の計算指標で離脱率はつくれない。

自分も最初は「他の人の閲覧環境ではどうなんだろう?」と思ったことがあるが、Xで調べてみると、同じことをつぶやいている方が複数人いたため、現時点ではつくれないで間違いなさそうだ。

実は、「離脱数」の指標が使えないのはGA4の計算指標に限らず、Looker Studioやスプレッドシートのアドオン「GA4 Reports Builder for Google Analytics」などGoogleが公式で出しているツールでもそうだ。そのため、GA4は探索レポートで使えるだけまだ良い方なのである。

GA4に計算指標の機能が追加され出したのは、2023年10月頃。もちろん当初から「離脱数」は候補として出てこなかったが、いずれすぐに追加されるだろうと思い、待つこと早1年以上。いまだに追加されていないことを考えると、今後にもあまり期待しないほうがいいかもしれない。

離脱率を一気に出したい方のための代替法

GA4だけで完結させたい場合はこれまでどおり「離脱数」と「セッション」の2つの指標を用いたレポートをまず一度作成し、エクスポート先で計算するという手間がかかる方法しかないが、別のツールを使った代替法なら存在する。

ただ、BigQuery連携でLooker Studio上で可視化する方法なので、まずそれらのツールを使える状態にする必要があり、難易度は少々高くなる。

興味のある方は以下の記事を参考にされたし。